帽子で編み込みの練習
帽子で編み込みの練習をしましょう。
ここで作るのは160サイズの風船を使った小さい帽子です。
しかし、ここで編み込みを覚えれば、 260サイズの風船を使って
自由自在に自分の頭のサイズに合ったサイズを作ることもできます。
160サイズの風船にしっぽが15cm残るぐらい空気を入れます。
今回は編みすじを明確にするために6色使います。
緑・オレンジ・水色・黄色・白・赤です。
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まずは6本を一つに結び合わせます。
一本ずつ6つに結び合わせても良いですが、
左図のように2本ずつ結び合わせたバルーンを3対を束にしてまとめてひねれば、
結構楽に6つにまとめることができます。
まずてっぺん部分から作ります。
これがさし当たっての目標の形です。
まず白で3.5cmのバブルを作り、続けて4.5cmのバブルを作ってください。
そして右隣の赤で3.5cmのバブルを作り、
先程二番目に作った4.5cmの白のバブルと一緒にひねり合せます。
同じように赤で4.5cmのバブル、右隣の緑で3.5cmのバブルを作って
まとめてひねり合わせてください。
緑で4.5cmのバブル、右隣の黄色で3.5cmのバブルを作って
まとめてひねり合わせてください。
黄色で4.5cmのバブル、右隣の水色で3.5cmのバブルを作って
まとめてひねり合わせてください。
水色で4.5cmのバブル、右隣のオレンジで3.5cmのバブルを作って
まとめてひねり合わせてください。
そして最後にオレンジで4.5cmのバブルを作って白に繋ぎます。
オレンジのバルーンを白と赤の三角の中に突っ込んで繋ぎたいところですが、
穴が小さ過ぎて尻尾側 から通すのはなかなか難しいかもしれません。
ここで無理をすると割れてしまいます。
そんなときはオレンジの間接と白の間接を押し付けあうように
オレンジの根元から通していくとなかなかスムースに通ります。
さてこれで1段目ができました。
2段目を作っていきます。
白と赤で小さいバブルを作ってください。
ここで白と赤の小さいバブルのねじり目が
一段目の3.5cmの赤と緑のバブルの延長線上に来るように
白いバブルを作ってください。
ポイント: ここが短くなると真ん中が陥没したり突出した変な帽子になってしまう
白のバブルの長さが決まったら、それを赤に繋げる前に手で測っておきましょう。
私の場合は人差し指の縁から小指の縁まで(だいたい8cmぐらい)でした。
そして白(8cm)を小さい赤のバブルとひねり合せます。
続いて先程手で測った長さ(8cm)に合わせながら赤いバブルを作ります。
そして緑の小さいバブルと結び合わせてください。
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同じ要領で緑、黄色、水色といったように反時計回りに編み上げていってください。
最後にオレンジは1段目と同じように赤と白の間をくぐらせて繋いでください。
これで2段目の出来上がりです。
以下、3段目以降も同じ作業の繰り返しです。
白と赤で小さいバブルを作り…
延長線上に合わせてバブルの長さを決め…
その長さを手で測っておき…
(この場合親指の第一間接から小指側の端までです。12cmぐらい?)
白いバブルを赤の小さいバブルとひねり合わせ…
先程手に憶えさせておいた長さ(12cm)を赤いバブルに写し…
3段目の出来上がりです。
このように編み込みは進んでいきます。
段が進むにつれて色が反時計回りにずれていっているのが分かるでしょうか?
さて4段目から側面を作っていきます。
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てっぺん部分の締めくくりとして、小さいピンチツイストを6点に作ってください。
いつものように白で小さいバブルを作ってください。
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3段目と同じ長さ(12cm)を手で測って白いバブルを作り、
赤い小さいバブルを作ってひねり合せて下さい。
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以降同じように手で測りながら編み上げていってください。
4段目の出来上がりです。
5段目以降も12cmで編んでいっても良いですが…
5段目をちょっと短く(親指の第一間接基準)…
6段目をさらにちょっと短く(親指の第一間接基準)編んでいくと…
下に編み込んでいくにつれてしぼっていったようなお洒落な形にできます。
逆にちょっとずつ長く作っていったらスカートのようになります。
つばの部分を作っていきます。
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6点に小さいピンチツイストを作ってください。
再びてっぺん部分のときのような作業に入ります。
白と赤で小さいバブルを作ってください。
中心からの延長線に合わせて白いバブルを作ってください。
この場合、親指の付け根から小指側の端ぐらいまでの長さ(13.5cm)です。
そして今までと同じような要領で編み合わせていってください。
この辺で残りの風船もなくなってきたので仕上げます。
6点に小さいピンチツイストを作って残りを切り取ってください。
ちょっとデコボコしてたらまっすぐに直してやって
帽子の出来上がりです♪
この帽子は160サイズなので大人の頭にかぶることは出来ませんが、
風船をひもにして首にかけるようにしてやればちょこんと頭に載せることができます。
260サイズで作る場合
もちろん260サイズで作ることも出来ます。
こちらは頭にズッポシかぶることができます。
4段目で風船の長さが足りなくなるので継ぎ足しながら作っていってください。
用意する風船は12本、
それぞれ50~60cm空気を入れてください。しっぽが15cm余るぐらいです。
頭の大きさは個人差がありますのでそれぞれで測った方が良いですが、
参考までに私が作る場合の各バブルの長さを書いておきます。
中心部 5cm
1段目(上部) 6cm
2段目(上部) 11cm
3段目(上部) 16cm
4段目(側面) 15cm
5段目(側面) 14cm
6段目(側面) 13cm
7段目(ツバ) 19cm
ちょっとアレンジ
練習では全て反時計回りに編み込んでいきましたが、
反時計回り、時計回り、反時計回り、時計回りといったように
一段ごとに編む方向を変えてやると図のように
きれいに6色に分けて編んでやることができます。
使う色と編み込みの回転方向を変えてやって
皆さんのオリジナルの帽子を作ってみてください。
完成したらぜひ写真を投稿してみてください。